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先輩たちの声INTERVIEW

先輩の声

レールの少しの歪みも見逃さない
保線の仕事を誇りに

保線技術係 山田 伊吹さん

保線技術係 保線技術係

これまでの経歴

  • ①2016年 中途入社 佐倉保線区 技術系

  • ②2022年      津田沼保線区 技術系

  • ③2023年      高砂保線区 技術系

今の職種を目指した理由や入社のきっかけは

京成電鉄は子供の頃から利用していて、私にとっては身近な存在。高校を卒業して一度は食品メーカーで働いてみたのですが、京成電鉄で働いてみたいという気持ちがずっとありました。入社したのは、京成電鉄で働く知り合いの方に、保線という職種があることを教えてもらったのがきっかけです。もともと体を動かすのが好きでしたし、保線は縁の下の力持ちとして安全、快適を維持するうえでは必要な存在。その一員となって、地域社会の発展に貢献したいと思い、入社しました。

現在の仕事内容、やりがい、難しさについて

保線技術係 山田 伊吹さん

私が所属する高砂保線区は3班あり、各6〜7人の班体制で軌道のメンテナンスを行っています。一人の作業はなく、班で行うので未経験者でも先輩方に教わりながら仕事をすることができます。

保線技術係は日勤が基本ですが、月5〜6回は夜勤もあります。
昼間の作業では、線路内をくまなく歩いてレールや枕木などの保守点検で不良箇所を見つけ、作業計画を立てます。二人で巡回することもあるので、その際は、班内でその箇所を報告し合って、作業計画に反映させます。レールは消耗品なので必ずどこか悪くなっていきますし、歪みも生じてきます。私たちはそのミリ単位の歪みなどの補修もしていきます。

保線技術係 山田 伊吹さん

また、保線技術係には乗車巡視という業務もあります。運転士と一緒の車両先頭部に乗って揺れを感じる場所を記録し、実際にその場所に行って、問題のある箇所を補修していきます。ミリ単位の違いが電車の振動や乗り心地に影響を与えるんですね。その歪みから事故などに発展することもあります。ですので、問題の箇所を補修し、揺れがなくなったり、音が静かになったりすると、やりがいを感じます。

レール更換など大掛かりな作業は、電車が動いていない夜間に行なっていきます。保線技術係は責任のある仕事ですし、大変なこともありますが、安全に電車が動いているという、日常を支えている仕事に誇りをもっています。
そして全く知識のない状態からのスタートでも、仕事の積み重ねがそのまま経験となり、知識も増えていき、レベルアップに繋がっていくこともやりがいの一つになっています。

今後の目標やビジョンはなんですか

保線の仕事は、電車が走行する場所が職場でもあります。入社して約8年が過ぎましたが、安全、安心を第一に初心を思い出して引き続き取り組んでいきたいと思います。周りには素晴しい技術を持った先輩方が多く、特にハンマーを振り上げてその力加減や角度で補修していく釘打ちの技術の高さは見習いたいといつも感じる部分です。私もこれまで以上に技術と知識の向上に努め、失敗を恐れず積極的に業務に取り組んでいきたいです。
また、技術面はもちろんですが社会人としても成長し、培ってきたこの経験を後輩たちに伝えられるよう、指導にも力を入れていければと思っています。そして、指導することで自分も成長していきたいです。

京成電鉄で働く魅力はなんですか

未経験でも経験や知識を積んで活躍できる体制が整っているところです。オフ日は沿線などの探索を楽しんでいます。
また、木曜が夜勤の場合、金曜は明け休みのため土曜と日曜で3連休となり、旅行などの計画も立てやすいです。子供がまだ小さいので近場になりますが、箱根や那須など家族旅行をするなど、プライベートの時間が確保しやすいのも魅力ですね。京成電鉄は育児・介護休暇制度のほかにも、子供の予防接種や健康診断のときに看護休暇を利用することができるので、よく利用しています。子育てに関する理解があり、こういった点も働きやすいと感じる会社です。