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先輩たちの声INTERVIEW

先輩の声

安全に、正確に、快適に。
自身の夢の実現 さらにその先へ

電車乗務員 薄井 渉さん

電車乗務員 電車乗務員

これまでの経歴

  • ①2013年 新卒入社 京成高砂駅

  • ②2014年      車掌

  • ③2017年      運転士

今の職種を目指した理由や入社のきっかけは

子供の頃、父に抱っこされながらいつも電車の先頭車両で運転士の後ろ姿を見ていました。幼稚園へ登園する朝の少しの時間でさえも、運転士を見に行くほど夢中でしたね。そのときから運転士になることが夢で、憧れの仕事でした。成長しても変わらずにその夢を持ち続けていて、生まれも育ちも千葉県なので、せっかくなら地元で働けたらよりいいなと思っていました。また、東京の下町風情溢れる沿線にも魅力を感じて入社しました。

現在の仕事内容、やりがい、難しさについて

電車乗務員 薄井 渉さん

今はスカイライナーと一般電車の運転士をしています。といっても、入社してすぐに運転士になれたわけではありません。最初は駅係員として勤務し、そこで経験を積んでから車掌としての経験も積み、運転士の試験を受けて合格後、動力車操縦者養成所に入所。約9ヵ月間、電車の仕組みなどを学び、学科試験を受けて実際の現場へ。そこで運転士の弟子(見習い)として師匠(指導運転士)と行動を共にし、ワンツーマンの技能講習を受けて約5ヵ月後、やっと一人で電車の運転ができるようになるんです。
特に京成電鉄は自社の電車だけで複数種類あることに加え、ほかの鉄道会社と相互直通運転を行っているため、それぞれの電車の情報や運転操作を把握するのは大変ですね。同じ車種でも個体差がありますし、天候にも左右されるので、状況に応じて運転操作を少しずつ変える必要があります。一日一日、全く同じような日はないんですね。運転しながら電車の個性を掴んで、自分の中で記録としてアップデートしていくようにしています。

電車乗務員 薄井 渉さん

成田空港から上野までを走るスカイライナーの運転士になるにはそこからさらに経験を積み、高い知識や技能も求められます。在来線のなかで最速の時速160kmのスカイライナーを初めて運転したときは、普段以上の緊張感があったことを今でも覚えています。海外からのお客様が多く利用されるのもスカイライナーの特徴ですが、初めて乗る日本の電車の印象をネガティブなものにしないためにも、安全で、時間通り正確に、そして快適な乗り心地に努め、誇りをもって運転しています。

今後の目標やビジョンはなんですか

運転士になって8年近く経ち、後輩も増えていき、立場的には中堅クラスになっています。まずは、後輩の質問になんでも答えられるような先輩となり、ゆくゆくは後輩を指導・育成する指導運転士になることが目標です。
私は師匠(指導運転士)にしっかり教えていただいたので、今があると思っています。指差し確認などの基本動作は常に厳しく指導されましたが、この基本中の基本を怠ったら大きな事故に繋がってしまうのが運転士という仕事です。師匠は助役として今は駅に勤務していますが、付き合いは続いていて、相談にもよく乗ってもらっています。師匠が教えてくれたことを、今度は私が指導運転士となって後輩たちに伝えていきたいと思っています。

京成電鉄で働く魅力はなんですか

京成電鉄には組制度があって電車乗務員は7つの組のどこかに属しているのですが、組内で連帯感が生まれ、コミュニケーションがとりやすいところが良い点だと思います。休憩時間に悩みを聞いたり、相談にのってくれたりする先輩方が多いところも魅力で、年齢の隔たりもなく親身に接してくれて、雰囲気がよい職場です。また、福利厚生も充実していて、育児・介護休暇が取得しやすく、育児短時間勤務を利用している運転士や車掌もいます。私には2歳になる娘がいるのですが、将来、家族がまた増えるときは育児休暇や育児短時間勤務を利用したいと考えています。