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先輩たちの声INTERVIEW
電気技術係に聞いた現場で働く魅力とは 電気技術係に聞いた現場で働く魅力とは 電気技術係に聞いた現場で働く魅力とは

SPECIAL CONTENTS

電気技術係に聞いた
現場で働く魅力とは

PROLOGUE

電車を安全に、そして定刻通りに運行させるために
架線や高圧配電線、変電所、信号、通信など電気設備の維持管理は欠かせない。
これらに従事する電力区と信号通信区のベテランから若手まで
それぞれに聞いた仕事の魅力とは。

MEMBER

松丸正芳

松丸 正芳 Matsumaru Masayoshi

施設部 電力課 高砂電力区長

兼坂一希

兼坂 一希 Kanesaka Kazuki

施設部 電力課 高砂電力区 技術係

赤坂隆文

赤坂 隆文 Akasaka Takafumi

施設部 電力課 高砂電力区 技術係

神谷憲昭

神谷 憲昭 Kamiya Noriaki

施設部 信号通信課 高砂信号通信区長

佐藤秀徳

佐藤 秀徳 Sato Hidenori

施設部 信号通信課 高砂信号通信区 技術係

星生明

星生 明 Seiryu Akira

施設部 信号通信課 高砂信号通信区 技術係

Episode01

電力区と信号通信区それぞれの役割

松丸
松丸

「電力区の仕事は変電、電路、電灯の3つが主軸です。変電では電力会社から電気を受け、電車や信号、駅設備へ電気を供給する変電所設備の保守やメンテナンスを行っています。電路では電車が通るための架線や高圧配電線を、電灯では高圧配電線から受けた電気を駅へ供給する電気室や駅の照明設備、踏切照明設備等の保守・点検を行っています」

赤坂
赤坂

「変電所では6万6000ボルトもの大きな電圧を扱うため感電等の危険もあり、細心の注意が必要となります。私はまだ新人なので、先輩たちから基本を学んで経験を積んでいます」

佐藤
佐藤

「信号通信区は信号機や踏切、転てつ機、自動列車停止装置などの信号保安設備と、駅ホームの案内放送や列車無線、気象観測装置、行先表示装置などの通信設備の保守・点検を行っています。ほか老朽設備の更新にも携わっています。日頃の点検によって安全装置を正常に動作させ、お客様の安全・快適な輸送を提供することを第一とし、装置に異常が生じた際には迅速に対応することも私たち信号通信区の役割です」

星生
星生

「私たちの行う作業は、特に列車の運行に直接関わるような作業なので、自分のミスが京成電鉄を利用しているお客様を危険にさらしてしまう可能性がある為、責任感をもって注意深く仕事をするように心がけています」

業務風景
業務風景

Episode02

現在の職場で働く魅力

兼坂
兼坂

「私は京成線沿線で生まれ育ったということもあり、沿線地域のお客様の当たり前の生活を縁の下で支えている電力区という仕事に魅力を感じています。変電所や電車線の保守などは昼間にできない作業のため、終電後に行うことがあります。徹夜作業が終了して、始発列車が無事に運行したときの達成感は大きいですね」

赤坂
赤坂

「徹夜作業後にトラブルなく電車が走っている姿を見たときは安心感や達成感があり、仕事のやりがいを感じる瞬間です。電力区は危険の伴う作業が多いため、現場では先輩方に厳しく指導をされることもありますが、成長した部分はしっかり評価してもらえるのでそれもやりがいになっています」

神谷
神谷

「私たち信号通信区も故障がないように日々保守に努め、いざ故障が発生すれば即対応することになります。その故障を図面等で何度も確認しながら解決していくことや、一つの作業についてチームで役割を決めて進めていくときの連帯感に仕事の魅力を感じますね。この職場で仕事をしていると、安全意識も自然と向上していくんです」

佐藤
佐藤

「確かに安全意識が高い人が多いので、自身の安全意識も高まります。信号通信区は様々な種類の設備を扱っているので、豊富な知識や技術が身に付くことも魅力です」

星生
星生

「電力区と信号通信区の共に、電気系の専門学科を卒業していなくても、未経験で働くことができます。わからなければ何度でも聞いて、それに応えてくれる先輩たちの優しさを感じながら仕事をしています」

赤坂
赤坂

「電力区もなんでも聞ける雰囲気ですね。自分なりに仕事ができなかったと思うときは、一人で復習したりするのですが、そのときも寄り添ってくれたりして…。家族のような存在だと感じることがあります」

業務風景
業務風景

Episode03

今後の目標と志望学生へのメッセージ

松丸
松丸

「今後の目標は、私が今まで教わってきたことを教えていき、一人でも多くの技術者を育てていくことです。近年、若手社員が増え、職場も明るく働きやすい環境になっています。電気のことを一から教わりながら働き、実際に即戦力になっている社員も多くいます。少しでもこの仕事に興味のある方はぜひお待ちしています」

兼坂
兼坂

「電車を動かすには電路が非常に重要なので、電路についてもっと知識を高めていきたいと思っています。今の職場は私も含めて若手社員の割合が多くなっています。技術継承が大切になってくるので、後輩たちに指導できるように私も日々技術と知識の向上に努めていきます。この座談会ページをご覧いただき、仲間になりたいと感じた方をお待ちしています」

赤坂
赤坂

「私も早く仕事を覚え、先輩から学んだ電気の技術を後輩にわかりやすく伝えられるようになりたいです。未経験者も電気系の資格がない方でも大歓迎で、入社後は電気工事士などの資格取得も含め、いろいろなことに挑戦できる職場です」

神谷
神谷

「信号通信区も事前に必要な資格はありません。列車無線の点検等をする際は資格が必要になってきますが、入社してから取得していく資格なので心配は入りません。日本の鉄道は世界一と言われるくらい、安全安心の定時運行で私もそれを誇りにしています。普段、当たり前のように電車は運行しているのですが、その当たり前を支えているのが私たちの仕事であり、その安全輸送の担い手となるやりがいのある仕事です。若い世代はもちろん、女性も活躍できる職場だと思います」

佐藤
佐藤

「定年まで信号通信設備による事故を起こさないことと、自分の周りでケガ人を一人も出さないことが、私の目標です。日々の安全を当たり前と思わずに、日常生活で私たちの安全がどう保たれているか、皆さんにもっと知っていただきたいです」

星生
星生

「私は働いていて、仕事が嫌だと感じたことが1日もないんです。公共交通で一番大切な安全を直接守ることができるため、とてもやりがいがあって日々発見も多いです。わからないことはなんでも先輩に聞けますし、未経験の方でも不安に思わずにチャレンジしてください」

業務風景