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先輩たちの声INTERVIEW
保線技術係に聞いた現場で働く魅力とは 保線技術係に聞いた現場で働く魅力とは 保線技術係に聞いた現場で働く魅力とは

SPECIAL CONTENTS

保線技術係に聞いた
現場で働く魅力とは

PROLOGUE

電車の揺れを最小限に抑え、安全に走行させるため
保線技術係は天候に関係なく線路の保守・点検を行い
歪みや傷つき、変形にいち早く気づいて、修繕なども行っている。
電車の保線業務に従事する所属員に聞いた仕事の魅力とは。

MEMBER

小森謙司

小森 謙司 Komori Kenji

施設部 保線課 高砂保線区長

藤井俊朗

藤井 俊朗 Fujii Toshiro

施設部 保線課 高砂保線区技術係

鶴岡稔浩

鶴岡 稔浩 Tsuruoka Toshihiro

施設部 保線課 高砂保線区技術係

齊藤雅洋

齊藤 雅洋 Saito Masahiro

施設部 保線課 高砂保線区技術係

Episode01

現在の仕事内容・役割

藤井
藤井

「日中は1週間に1度以上の巡回があり、線路を歩いてレールの歪みや傷つきを目視で確認する定期的な保守・点検業務や、軽微な補修作業のほか、夜間作業の準備なども行います。線路やマクラギの交換などで電車を止めなければならないような大きな作業は、夜間に行なっています。また、夜間作業では、請負業者による工事の作業責任者として立ち会うこともあります」

小森
小森

「京成線の高砂管内は特にカーブが多いので、電車の重みと横圧によりレールの歪みが起きてしまいます。そういう場合はまずタイタンパーという器具などを使用して、マクラギ下面の道床(線路の路盤とマクラギとの間にある砂利や砕石などのこと)をつき固め、歪んだ線路の整正を行なっています。大体4〜6人で作業し、見通しの悪いところとは見張員を2人、多いときには3人など適正に配置します」

齊藤
齊藤

「保線の仕事を始めてみて、あれだけ大きな電車が走るレールを数ミリ単位で検査・修繕していると知ったときは驚きました。電車の近くで作業をすることが多いので、身体の使い方、道具の使い方など全ての面で常に安全面を念頭において働いています」

鶴岡
鶴岡

「私たちの仕事は一つのミスが命に関わり、重大な事故に繋がるため、安全について慣れることのないように意識しています。常に安全第一という強い想いをもって、より効率的な方法で仕事を行うことが求められているんです」

業務風景
業務風景

Episode02

現在の職場で働く魅力

小森
小森

「保線の仕事は、作業後に電車の騒音や振動、列車の動揺がなく、安定しているところを確認でき、すぐにその成果を実感できます。高校を卒業してから約35年間。長くこの仕事に携わっていますが、今でもそれがやりがいになっています」

藤井
藤井

「日々利用されるお客様にとって、電車がいつも通りに運行しているのは当たり前で、その当たり前の毎日を守っているのが、自分たちだと使命をもって仕事ができるのが魅力です。また、小森区長も言っていましたが、電車の揺れや音を少なくし、乗り心地を良くするという保線の仕事は、達成感がとてもあります。直接ありがとうという言葉をもらえる機会は少ないですが、自分の仕事がたくさんの方の役に立っていると感じながら仕事ができます」

鶴岡
鶴岡

「メリハリのある職場で、仕事中は全員が作業に集中し、休憩時間はしっかり休むことを実践。そのため力仕事ではありますが、疲労を溜めることなく、健康面も良好で安全に仕事を行うことができています。残業もほとんどなく、休日もしっかりあるため、ワークライフバランスがとれ家族と過ごす時間が多いのも魅力です。娘が生まれたばかりなので、平日に休みを調整して予防接種の予定を組めるなど、この職場ですと妻と協力しながら子育てができるんです」

齊藤
齊藤

「一つの仕事をみんなで協力して完成させるため、チームワークのある職場で雰囲気も良いところです。就業時間等がきっちりしていて、夜勤の仕事もありますが、夜勤明け休み、有給休暇等を利用して、身体を休めたり、プライベートを充実させたりできる点も魅力の一つだと思います」

業務風景
業務風景

Episode03

今後の目標と志望学生へのメッセージ

小森
小森

「保線区長としての今後の目標は、確実な点検整備と事前の処置で、線路の維持・管理を適切に行い、お客様が快適な乗り心地で、安心してご利用いただける京成電鉄を目指します。電車は一人の力だけで安全に動かすことはできず、特に保線の仕事はチームワークを必要とする職場です。人との関わりが多く、互いに協力し合って班ごとに作業を進めていくので、積極的にコミュニケーションがとれる方、また体力に自信のある方が向いていると思います。ぜひ一緒に、明るく前向きに京成電鉄の安全を支えていきましょう」

藤井
藤井

「前職は飲食店の接客業だったので、力仕事はそれほどしてこなかったのですが、入社して10年以上が経ち、中堅と呼ばれるようになりました。できる範囲で少しずつやっていけばいいと教わったので、続いたのだと思います。まだまだ学ぶべきことが多く、先輩たちの技術をもっと吸収していきたいと思っています。そして、後輩たちがどんどん増えているので、自分の知識をいろいろ教えていきたいです。保線の仕事はもしかすると地味に感じるかもしれませんが、安全を守る使命と誇りのある仕事なので、一緒に働くことでその魅力に気づいてもらいたいですね」

鶴岡
鶴岡

「今後、自分より若い社員が多くなっていくと思うので、仕事でもプライベートでも後輩に誇れるような先輩になれるように努力し、安全作業に努めていきたいです。働くうえでの選択肢は様々だと思いますが、仕事が楽しいと皆さんが思えるような職場を見つけられればと願っていますし、私たちも新入社員にそう思ってもらえるような職場づくりに励んでいきます」

齊藤
齊藤

「覚えることはまだたくさんありますが、今後の目標としては、もっと職場の力になれるように自分自身の知識や技能の向上はもちろん、将来的には後輩に尊敬されるような人間に成長し、安全・快適輸送に貢献していきたいです。保線の仕事は『仕事にやりがいをもちたい』『責任感のある仕事がしたい』『身体を動かす仕事がしたい』『プライベートも充実させたい』という方に、ぴったりの職場だと思います」

業務風景