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先輩たちの声INTERVIEW
土木技術員に聞いた現場で働く魅力とは 土木技術員に聞いた現場で働く魅力とは 土木技術員に聞いた現場で働く魅力とは

SPECIAL CONTENTS

土木技術員に聞いた
現場で働く魅力とは

PROLOGUE

線路の新設や既存線路の保守、ホームやトンネルの補修などの
計画を立てて管理するほか、連続立体交差事業や橋梁架替事業など
100年以上も残るような鉄道構造物を手掛けている
土木技術の職員に聞いた仕事の魅力とは。

MEMBER

佐川亮

佐川 亮 Sagawa Ryo

建設部 建設課 課長補佐

鈴木武陽

鈴木 武陽 Suzuki Takeharu

建設部 建設課

助川和真

助川 和真 Sukegawa Kazuma

施設部 工務課

永井悠

永井 悠 Nagai Haruka

施設部 工務課

Episode01

現在の仕事内容・役割

佐川
佐川

「土木技術職の仕事内容は、電車を走らせる根幹部分の土台構築を担っています。一言で説明するのはなかなか難しいのですが、線路新設工事や橋梁の架け替え、鉄道施設の補修など、鉄道事業に関わる土木施設の計画や設計、予算管理、工事発注業務、社内外の関係者への協議調整、工事管理業務など多岐にわたります。新たに鉄道構造物を作る部署もあれば、既存の鉄道構造物を維持管理する部署もあり、それぞれ役割も異なります。私は現在、京成押上線(四ツ木~青砥間)連続立体交差事業や、実籾4号立体交差化事業などの大規模プロジェクトを主に担当しています」

鈴木
鈴木

「私は京成電鉄が開業する100年以上前に造られた京成成田駅近くにある阿利耶(ありや)橋の補修工事などを担当しています。電車が通る場所なので基本的に工事は夜間に行います。作業時間は電車の最終から始発までの約2時間半。その短い時間のなかでどう作業していくのか施工者と話し合い、電車の安全運行を考えながら進めています」

助川
助川

「私は駅のホームや京成線にあるトンネル、橋梁など土木構造物の維持管理を行っています。構造物の点検がメイン業務で、各構造物の点検結果をもとに工事の優先順位をつけ、補修・改修計画を立てています。また、より災害に強い鉄道会社にするために、台風や豪雨、地震などに対する鉄道の強靭化も進めていて、高架橋柱の耐震補強工事も担当をしています」

永井
永井

「入社してからこれまで、バリアフリー化に伴う駅舎の建替やスロープの設置、駅の耐震補強工事、駅トイレのリニューアル、エスカレーターやエレベーター、ホームドアの設置及びメンテナンスなどを行なっています。駅を利用されるお客様の身近な場所を担当することが多いので、電車の運行を第一優先に安全な工事の施工計画や管理をしつつ、利便性も意識して取り組んでいます」

業務風景
業務風景

Episode02

現在の職場で働く魅力

佐川
佐川

「自分が設計したものを、形として残せるのはこの職種の大きな魅力の一つだと思います。連続立体交差事業や橋梁架替事業など1,000億円オーバーの大規模工事を手掛けることもでき、特に100年以上壊れないような鉄道構造物をつくるスケールの大きなプロジェクトは、もちろん大変さもありますが、完成時の達成感は言葉にできません。知識と経験を重ねれば重ねるほど、面白さが増していく仕事だと思います。また、建設課では積極的にDX化に取り組んでいて、業務効率化や革新化も図っています」

鈴木
鈴木

「鉄道を支える構造物の新設や補修、移設の際、協力会社と一丸となって綿密な作業計画と規程を軸にして安全対策を取り決めていく過程に、鉄道技術のレベルの高さを感じます。電車の始発までのわずか数時間で終わらせられるのかと思うような夜間工事の現場でも、毎回、何事もなく時間通りに電車が運行している状況は純粋に凄いと思い、入社3年目でまだ学ぶことは多いですが、私も微力ながらそこに携われているという誇りを感じています」

助川
助川

「点検で自分が危険に感じた箇所を見つけ、実際に修繕までやり終えた後、お客様が何事もなく利用してくれている姿を見たときに達成感を感じます。若手でも色々な仕事を任せてくれる会社なので、自然と積極性が生まれてきます。鉄道工事は一般の土木工事とは異なり、鉄道が近接する場所での工事となるので、工事計画の策定では常に安全を第一に考えています。当たり前のように電車を運行させるには、日々の土木構造物の保守管理はとても重要な仕事でやりがいもあります。また、夜間作業を終えた翌日は休みをしっかりとれ、働きやすい職場環境だと思います」

永井
永井

「年間計画を立てた工事が予定通り竣工できたときにやりがいを感じています。今の時代はSNS等でお客様の声をリアルタイムで確認することができるので、ポジティブなご意見はとても嬉しいですね。私たちの仕事は直接お客様と接する場面はありませんが、安全性と快適さの両方を考慮した設計や施工方法の検討を行なうことで、縁の下の力持ちとして活躍できるのも魅力ではないでしょうか」

業務風景
業務風景

Episode03

今後の目標と志望学生へのメッセージ

佐川
佐川

「担当事業に係る関係者全員の安全確保を大前提に、工事計画を円滑に進め、当社の発展や沿線地域の発展に一つでも多く貢献することが目標です。また、若手の育成にも力を入れ、これまでに私が学んできた技術を伝えていくことで、スキルアップ向上につなげていければと考えています。自分が計画したことが形となり、沿線地域にも貢献できる仕事は、学生の皆さんにとってもやりがいを感じてもらえると思います。当社には女性の土木技術職もいますので、女性の方にもぜひ応募していただきたいですね。私たちと100年後まで残る鉄道構造物を作りましょう」

鈴木
鈴木

「まずは自分が進めている工事を無事、竣工させることが目標です。一歩一歩確実に進めていき、今後携わる仕事も誰一人怪我なく、安全第一に努めていきます。私自身は鉄道が好きで、鉄道の基礎が知りたくてこの会社に入社しました。専門的な知識がなくても一から学べますし、色々な視野を広げられるので、面白さを感じてもらえる仕事だと思います」

助川
助川

「事故を起こさず安全に工事を完了せることが、入社してからずっと変わらない私の目標です。また、京成本線荒川橋梁架替事業のような河川に関わる大きなプロジェクトは、数十年に一度のプロジェクトとなるため、今後チャンスがあれば携わってみたいです。責任感が強く、自分の意見をしっかり持っている方に向いている仕事だと思いますので、ぜひ入社していただけたら嬉しいです」

永井
永井

「工事の無事故・無災害に努め、会社の信頼を更に高めることが目標です。また、お客様が、安全で快適にご利用いただける駅の環境整備を進めていきます。鉄道建築及び鉄道設備等は特殊な分野のため、ときには大変な場面に遭遇することがあります。一方で、一つの工事が竣工したときや、日々ご利用いただくお客様の笑顔を見たときにとてもやりがいを感じることができる仕事です。仕事の経験が自分自身の成長にも繋がる職場で、一緒に働きませんか」

業務風景