新卒エントリーENTRY
社員インタビューINTERVIEW

SPECIAL CONTENTS

京成上野駅
リニューアルプロジェクト

PROLOGUE

開業より80余年
東京の玄関口として、多くの方に利用されてきた京成上野駅。
2020年に向け、より便利な、よりデザイン性の高い「玄関口」へ。
2019年3月リニューアルプロジェクト完了。

※記載のストーリーは、プロジェクト進行時の取材内容です。

PROJECT MEMBER

仲田柊

仲田 柊 Nakata Shu

運輸部 営業課(当時)
現在:総務部 秘書課

相原健太

相原 健太 Aihara Kenta

運輸部 旅客サービス課(当時)
現在:株式会社We京成出向

久保田真矢

久保田 真矢 Kubota Maya

施設部 工務課(建築担当)

小川友和

小川 友和 Ogawa Tomokazu

運輸部 旅客サービス課(当時)
現在:京成ビルサービス株式会社出向

Episode01

プロジェクトにおける、それぞれの役割とは。

久保田
久保田

「建築担当は、リニューアルの計画・設計をし、関係各所の方々に協力をいただき、工事全体を主体的に進捗させていく業務をメインとしています。リニューアルプロジェクトの包括的な立場になると思います。」

相原
相原

「駅舎の切り替えをしていく上で、券売機・改札機を移設する工事を実施します。工事が滞りなく進むように綿密な計画・シミュレーションを行い、施工業者としっかりと打ち合わせをして工事を進めていくがメインの仕事です。また上野駅のリニューアルにあわせて新しい券売機の開発も行いました。訪日のお客様、日本のお客様どちらにとっても使いやすいものにしています。」

仲田
仲田

「駅中の店舗管理をメインに担当しています。今回のリニューアルで、改札機周りに新しく店舗区画がいくつかできますので、その区画にどのようなテナントさんにきていただくかを考え、誘致するテナントリーシングを行っています。賃料・期間の交渉から、店舗のデザインまで、テナントの誘致・運営に関わる業務に携わっています。」

小川
小川

「上野駅リニューアルは、日々の営業を進めつつ、段階を踏まえながら駅設備・店舗設備などを移設していくという形をとっています。信号通信課は、その工事の中でもご利用いただくお客様の安全を確保するため、列車の安全を確保する信号保安設備、駅内の安全を確保する通信設備を同時に移設・新設等を行っています。」

雑談風景

Episode02

プロジェクトを進めていく中での苦労とは。

小川
小川

「工事の安全性を確保しながらお互いが競合しないように日々工程の調整をする苦労があります。鉄道工事では営業時間外の夜間にしかできない工事も多いので、終電が終わった後から始発が始まる前の実質3時間程度の限られた時間で、各部門が同時に同じ駅で作業を行わないとなりません。ですので、調整しながら工事を進めなければいけないという難しさがあります。また例えば建築部門と通信部門など連携して行わなければならない工事についても、綿密な打合せを重ねて失敗のないよう進めていくのが前提になります。」

久保田
久保田

「『調整』がとても難しい部分です。小川さんが言っている「工事」についてもそうですし、新しい上野駅は緑との融合をコンセプトにしているので、そのコンセプトと使いやすさ。例えば案内板の表記であったりをどこまで融合できるのかを議論をしながら進めていくことが苦労する部分です。」

仲田
仲田

「そうですね。テナント様にもそのあたりのコンセプトを理解してもらう必要があります。先方の立場からすると、店舗が目立つような看板サイン等のご要望をいただく事も多く、設計・テナント様それぞれの要望を聞いて調整するのが私の仕事であり、一番難しいところです。どちらか一方の要望に偏らないようしっかり双方の意見を聞き、できる限りそれぞれが納得いくような形になるよう心がけています。」

相原
相原

「設備に関しては、絶対に失敗できないという責任がやはり大きいです。例えば朝、券売機が動かないともなれば多くのお客様にご迷惑をお掛けしてしまいます。そうならないようにネットワーク、バックアップ体制を管理しながら進めなければなりません。また移設の当日も重要です。万が一、動かない場合の体制づくりも計画しなければいけない部分が大変なところではあります。」

駅構内

Episode03

プロジェクトを進める中で、見えたそれぞれの目標とは。

小川
小川

「今プロジェクトの進捗自体は佳境を迎えたところなので、達成感を感じるのはもう少し先になります。今は苦労や大変だなって思うことの方が正直みんな多いと思います。ただ、別のプロジェクト工事に何度か関わった私からすると、苦労して大変だとあがいた分、プロジェクトが終わった時の喜びはとても大きいです。あの感動はぜひみなさんに味わってほしいと思います。大変だけど何度でも関わってみたいと思うものですよ。」

久保田
久保田

「まずは、京成上野駅のリニューアルを達成することが直近の目標です。今回のリニューアルによって京成のブランドイメージが少しでも変われば嬉しいですね。他の駅も設備の経年劣化が進み、設備本体の更新や維持管理の検討を進める必要があるので、将来的には、上野駅のリニューアルのメソッドを他の駅にも利用できるように、また沿線環境を加味しながら駅舎等の鉄道施設の有効活用を図る提案ができるようにしたいです。目の前の仕事に集中し、様々な経験を積んで視野を広げたいと思っています。」

相原
相原

「すごく細かい部分なのですが、大きな荷物やベビーカーのお客様が通りやすいように、上野駅の全ての改札機を幅が広いタイプに変更しました。外国の方、日本の方、誰にとっても便利で使いやすい設備を整えていく。それって鉄道会社として、すごく大切なことだと考えているんです。もっと先の未来、例えば Iotを使った券売機や改札機もでてくるかもしれません。便利さというものを追求していきたいと考えています。」

仲田
仲田

「テナント様、それを利用するお客様、どちらにとっても素晴らしい駅だと感じてもらえるようになればと思ってます。コンセプトとビジネスの融合の駅作りから、良い街づくりへ。京成電鉄って良い街を作るね、と言ってもらえるような仕事をしていきたいと思っています。地域に貢献できるような存在になっていきたいですね。」

集合