上野エリアの魅力向上に関する
東京藝術大学との取組み

旧博物館動物園駅の位置する上野エリア

「旧博物館動物園駅」駅舎の位置する一帯は、上野地区に位置する文化・文教施設、行政、民間企業等で構成する『上野「文化の杜」新構想推進会議』が、2020年に向けた国際発信戦略として2015年7月にとりまとめた上野「文化の杜」新構想において、谷中・根津・千駄木・日暮里・上野公園をつなぐポイント「アート・クロス」として、上野エリアにおける新たな文化拠点としての役割を担うことが期待されています。

東京藝術大学との連携

東京藝術大学は、京成沿線である上野にキャンパスを有する、国内で唯一の国立総合芸術大学であり、芸術に関する教育研究の中核機関として日本を代表する多数の傑出した芸術家を輩出するとともに、日本の芸術文化の継承・発展に寄与してきました。
東京藝術大学と京成電鉄では、文化・観光の振興等の分野で緊密な協力関係を築き、地域社会の発展、ひいては日本の芸術文化の振興を図ることを目的とし、京成エリアの魅力向上や文化・観光の振興に関して連携・協力を推進することに合意し、「国立大学法人東京藝術大学と京成電鉄株式会社との連携・協力に関する包括協定書」を2017年6月26日に締結しました。
この協定に基づく取り組みの一環として、「旧博物館動物園駅」駅舎の外観に、国際的に著名なアーティストであり、東京藝術大学美術学部長である日比野克彦氏による上野エリアの文化・芸術施設をモチーフにしたデザインを取り入れることで、上野エリアにおける新たな文化シンボルの創出を図りました。

リニューアル記念式典の様子
日比野克彦氏がデザインした出入口扉

日比野克彦氏プロフィール

1958年岐阜市生まれ。1984年東京藝術大学大学院修了。1982年日本グラフィック展大賞受賞。平成27年度芸術選奨文部科学大臣賞(芸術振興部門)。地域性を生かしたアート活動を展開。「明後日新聞社文化事業部/明後日朝顔」(2003年~現在)「アジア代表」(2006年~現在)「瀬戸内海底探査船美術館」(2010年~現在)「種は船航海プロジェクト」(2012年~現在)等。2014年より異なる背景を持った人たちの交流をはかるアートプログラム「TURN」を監修。現在、東京藝術大学美術学部長、先端芸術表現科教授。岐阜県美術館長、日本サッカー協会社会貢献委員会委員長、東京芸術文化評議会 評議員、公益財団法人 日本交通文化協会理事を務める。